空まで届け
好きだから
あれから1ヶ月。あの日から私と岩瀬くんは付き合い始めた。
意外にも家が近くで登下校は毎日2人で歩いて帰っていた。
他愛もない話で盛り上がって、本当に
岩瀬くんは毎日私を笑顔にさせてくれていた。
「なあ、小春。ここ1ヶ月俺と一緒に帰ってるけど山村は、いいのか?」
「あ、実桜なら大丈夫だよ!空良とのこと話したら分かってくれたみたいで」
「そっか。」
付き合い始めてから実桜と帰ることは なくなってしまったけど、
教室移動のときも遊ぶときも
いっつも一緒だから毎日楽しい。
そんなことを思いながら ふと空良の顔をみる。
そんな彼の横顔は 確かにかっこいいが、
少し赤くなっているのを見て
私は笑ってしまった
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