木陰の下で・・☆きらきらの恋の話☆【完結】

「よっ!見かけない顔だな、絵を描いてるのか?結構上手に描けてるな。」

少し緑はビックリした。

「そ、そうですの?ありがとうございます。自己紹介をしたほうが、いいかしら?私は一ノ条緑。貴方のお名前は?」

「あっ!おれ、俺は桟橋大地ってゆうんだ!実家がこの近くで農家してるんだよ。一ノ条さんは都会の人?」

「都会ってほどじゃないわ、そうだ!少しここに座ってお話しましょ。ここ、木陰になって風が通ると、とっても涼しいのよ、だから、ね!」

緑は大地に優しく笑いかけた。その笑顔はとっても可愛かった。その可愛さに大地は顔が赤くなった。

「おっ、おう!!」

返事はしたものの、大地は心臓がドキドキして座れなかった。

「なぁ、一ノ条さん・・・」
「緑よ。」

「えっ?」

「緑って言って下さるかしら?。その方がお友達みたいでいいじゃない!」

緑は急に恥ずかしくなった、あって間もない相手に名前で呼んで、なんて言った事がなかったからだ。
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