好きになんてなるわけねーだろ!!!


「おせーーよ、凌!!」

「ごめんごめーん!知り合いの後輩にあっちゃってさっ!」


俺は、コーラをレジに出す憎き後輩の姿を外から見た。


「自覚してくれたみたいで良かったよ。

俺が、楠木を幸せにできないことは残念だけど。」


そう呟いて、友達のあとを追う。




「……幸せにできないなら、幸せを願う。

それがいちばんだよね。」



< 157 / 277 >

この作品をシェア

pagetop