好きになんてなるわけねーだろ!!!
その言葉に驚いて。
顔が焼けるように熱くて。
嬉しかった。
でも、それよりも信じられないって気持ちが。
あり得ないって気持ちが勝って。
言ってしまったんだ。
『…違うよ。あり得ないよ。好きって何でそんな突然…!
幼馴染みとしてとか、ずっと一緒にいたからとか、そういう好きだよね!?』
そして、決定的な、一言も。
『わ、私は、光輝のこと!幼馴染みとしてしか見れないっ!!』
捲し立てた私の言葉を沈黙に包まれる室内。
やってしまった、と気付いた時にはもう遅くて、
『あっ、あの、光輝…!』
光輝は私の言葉を聞くことなくゆっくりと立ち上がった。
「そうだな、ちょっと俺、頭冷やすわ。」
ふらふらっと立ち上がった光輝に、私には大量の罪悪感が降り注ぐ。