好きになんてなるわけねーだろ!!!
「で、なんて言われたんだよ?」
得意のにやにや顔で聞く光輝さん。
でもそれ私も気になるから助けてあげなーい!
「はあ?それ聞く?」
嫌そうに顔をしかめたものの空気感からか、裕太は口を開く。
「や、部活の後、幸と帰るの知ってるからさ。
呼び止められて、『行かないでほしい』みたいな。で、そのまま『好きです』て言われただけ。」
きゃああああああっ!!
めっちゃ青春じゃん!なにその子かわいすぎだし!!
うわぁぁあ!
盛り上がる私に、何かと上から目線の光輝。
そして、少し不機嫌な幸。
そんな空気で楽しいクリスマス会は進んでいく。