好きになんてなるわけねーだろ!!!


しばらくすると、お茶を手に足で襖をあけて登場した慶太くん。


『慶太くんの家、こんな和風だったんだね!』

「うん、まぁ俺的には洋風の方が好きなんだけど。」


そう言いながら生け花の位置を動かす。


「和風も風情があっていいな。」

「勉強進みそうだしね。」


テスト前のまじめな葵さんが出てきたよっ(笑)


「てゆーか、和風だけど、ベッドなんだね。」


葵の突っ込みにみんなはばっとそちらを向く。

なにを隠そう、私もそこだけが気になっていたのだ!


「小学生の俺の微かなる抵抗だよ。本当洋風が好きなんだって。」


まぁ、確かに洋風の方が似合う感じの見た目してるよね。

でも、この家見たら、和服の慶太くんが想像できた!

似合いそうかもしれない!


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