好きになんてなるわけねーだろ!!!
『私は最初仲良くなったのが、一軍の子で。それこそ、一軍の中でも頂点に立つようなそんな女の子で。
その子と友達になったから私も当然一軍だった。』
「…え、でも。その一軍…だったらなんで…?」
クレープを食べ終わって、ジュースをかき混ぜながら聞いてくる。
『その友達と喧嘩したの。原因なんて忘れちゃったけど。本当に小さいことだったはず。』
それがきっかけで、私は一軍の子からハブられた。
「二軍とか、三軍の子は…?」
杏奈の言葉に私は首を横に振る。
『二軍とか三軍は一軍の支配下だから。まぁ、当然ハブだよ。』
……それに、そうじゃなくても。
二軍や三軍の子達に、私は違和感なく酷いことをしてた。
そんなやつを、助ける子なんて、いるはずないんだよ……。