好きになんてなるわけねーだろ!!!


『なんで、そんな、ため息ばっかり・・』


息が整わないままいうと、光輝は私と目を合わせるように顔をのぞきこんだ。


「自覚しろよ…」

『は?自覚って、分かんないんだって。』


さっきから何回も何回もため息こぼされてさ。

本当に意味わかんないんですけど。


「…だから、それは、。」


口ごもる光輝に、またイライラする。


『はっきりしてよ、もう!』


本当に理解できない。

機嫌悪いと思ったら、いきなり謝ってきて。

こ、こんな。キス…までさ。


「あー!もう!だから、可愛いから!!」


視線を逸らして顔を赤くしながら言う。


『は?』


いきなりすぎてもっと、え?

機嫌とろうとしてんの?


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