好きになんてなるわけねーだろ!!!
『慶太。仲岡のこと送ってやって。』
「は??俺…?」
『お前以外に誰がいんだよ。』
慶太は女好きだけど1人の男だし。
手は出さないこと分かったし。
仲岡を1人で返すよりは安心だろ。
「え"。いいよいいよ。私の家すぐそこだから。」
「え、ちょ。まてよ!!」
逃げるように走って帰った仲岡を慶太が追いかけていった。
2人になった俺と杏奈は横に並んで歩き出す。
「今の人、光輝の友達?仲良いんだね。」
『慶太?あーいや、友達っていうか。すげー嫌いなやつ。女大好きだし、馴れ馴れしいし。』
俺が言うと、杏奈は驚いた顔で大声をあげた。