好きになんてなるわけねーだろ!!!
「あぁー…!やっぱ、現国の先生分かりにくーい!!」
授業が終わって背伸びをしながら言う葵。
2時間目の授業、疲れが溜まる時間帯なんです。
『………うぅ、てかもう、あの声子守唄だし。』
私はそう言って机にうつ伏せる。
昨日、夜遅かったんだもん、ねむてーーーー。
私が眠りにつこうとしたとき、突然の衝撃が頭にくる。
『……ってぇ…』
頭を擦って振り向くと、満面の笑みの光輝。
私はお前のせいで眠いんだよ…!!
『…おやすみ。』
「おい、アホ。寝るな!!」
『…(-.-)Zzz・・・・』
無視して寝ようとすると、またもやチョップが降ってきた。
……いや、ゲンコツじゃないだけましか。