好きになんてなるわけねーだろ!!!
『えー、光輝じゃん!なにやってんの?今日日直だって伝えてたよね??』
「……あー、やっときたか。」
校門に寄りかかるようにして立っていた光輝は体制を起こした。
『え?』
「お前を待ってたんだよ。」
私は驚いて、ついつい後ずさる。
「…なんで下がんだ。」
『いや、なんか。怖いなって。』
だって、光輝がわざわざ待ってるとか超恐怖なんですけど。
なに狙ってるんだ?
「なんも狙ってねーよ。」
軽く頭を小突かれ、驚く。
『…えー、じゃあ、何の用?』
私が頭を擦りながら聞くと、光輝は視線を反らした。