明日はアシタの風が吹く!【最終話】
明日はアシタの風が吹く!
「よし、じゃあ襲名ということで、お前に新たな名前をくれてやる」
「いっいいですよ。ややこしいことになりますから」
「それで? お前、名前なんだっけ?」
おぉ主よ、やっとこの日を与えてくださったんですね。
心の底から感謝します。
ラーメン……食いてぇ!
こうね、キャベツとニンジンの千切りに、もやしをプラスして塩こしょうで炒めてさぁ。
コクのある鶏ガラベースのスープを鰹か何かで引き立てて、太麺に絡めて食う。
「おい、シカトか~ぁっ!?」
「美味しかとですバイ。多分」
沸き上がったツバをゴクリと飲み下し、垂れてもいない涎を右腕で拭った。
「よぉよぉ、テリー。調子に乗るのはいい加減にしとけよ?」
「のっのののっ乗ってなどおりませんが……」
組長俺の名前覚えてるし。
だったら聞くなよぉ。
ブルッブル震えながらも目をそらしたら終わりだと思って、俺は組長を見つめ続けた。
と、急に組長は頬を赤らめる。
「よく見ると、いい男」
キモッ!
「もっと品のある名前にしよう!」
「しゅっ襲名って、組長の名前をくれるんじゃないんですか?」
って意見した俺を
「名を襲うと書いて襲名だ! そのモヒカン、いい感じじゃねぇか。惚れ惚れする」
メチャクチャなこと言ってたけど、モヒカンを誉められて悪い気はしない。
やった……俺は多分、組長のモヒカンになるんだ。
やった~~~~~~。
「決ぃめた~ぁ!! モカヒンでいこう!!」
「モッモカ……」
組長の発表を聞いて、俺は愕然とする。
何故だ! 何故モヒカンじゃない。
「どうだ? 品があるだろう」
マジで、名前を襲われた………
でも文句言ったら、マジで身体も襲われそうだし、
「はい。もういいですそれで」
仕方なく涙を飲んだ。
「いっいいですよ。ややこしいことになりますから」
「それで? お前、名前なんだっけ?」
おぉ主よ、やっとこの日を与えてくださったんですね。
心の底から感謝します。
ラーメン……食いてぇ!
こうね、キャベツとニンジンの千切りに、もやしをプラスして塩こしょうで炒めてさぁ。
コクのある鶏ガラベースのスープを鰹か何かで引き立てて、太麺に絡めて食う。
「おい、シカトか~ぁっ!?」
「美味しかとですバイ。多分」
沸き上がったツバをゴクリと飲み下し、垂れてもいない涎を右腕で拭った。
「よぉよぉ、テリー。調子に乗るのはいい加減にしとけよ?」
「のっのののっ乗ってなどおりませんが……」
組長俺の名前覚えてるし。
だったら聞くなよぉ。
ブルッブル震えながらも目をそらしたら終わりだと思って、俺は組長を見つめ続けた。
と、急に組長は頬を赤らめる。
「よく見ると、いい男」
キモッ!
「もっと品のある名前にしよう!」
「しゅっ襲名って、組長の名前をくれるんじゃないんですか?」
って意見した俺を
「名を襲うと書いて襲名だ! そのモヒカン、いい感じじゃねぇか。惚れ惚れする」
メチャクチャなこと言ってたけど、モヒカンを誉められて悪い気はしない。
やった……俺は多分、組長のモヒカンになるんだ。
やった~~~~~~。
「決ぃめた~ぁ!! モカヒンでいこう!!」
「モッモカ……」
組長の発表を聞いて、俺は愕然とする。
何故だ! 何故モヒカンじゃない。
「どうだ? 品があるだろう」
マジで、名前を襲われた………
でも文句言ったら、マジで身体も襲われそうだし、
「はい。もういいですそれで」
仕方なく涙を飲んだ。