女子やってます
「澪は何か忘れてないかなぁ?」
ふっ…あたしは覚えている
「なんで何も言わずにオーストリア行ったのかな?」
そう言って澪のこめかみをグリグリした。
「うわあああ、痛い痛い、ちーちゃん悪かったごめんー!」
澪は涙目になっている
「ほら、とりあえず授業始まるから
イチャラブ痴話喧嘩はやめろよー」
何がイチャラブだ!!
でもクラスのみんなはホッとした様子。
澪が絞め殺されるとでも思ったか。
そんなみんなにはちょっと言いたいことはあるけど、授業は受けなきゃだから席に着く。
隣の席の澪には英語の教科書をそっと見せる。
英語の先生(♀)が教室に入ってきた。
先生は見たことのない澪の姿を見て
眉をひそめる。
あぁ、嫌な予感…
「あらぁ、転入生?とっても可愛らしいわね。
…でも胸はまだまだみたいね。
女は顔だけじゃないのよ、調子に乗らないことね?」
「「「………………」」」
この先生(28歳)は若くて周りからチヤホヤされるせいか、可愛い生徒に突っかかってくる。