女子やってます
シャラ…
「これはクリスマスプレゼント」
そう言って澪はあたしの首に
蝶をモチーフとしたネックレスをかけた。
「…可愛い」
澪は微笑んで
「次に誕生日プレゼント」
と紙を渡してきた。
「…なにこれ。って、え!?」
紙を開くとそこには『婚姻届』と書いてあった。
夫となる人欄に桃井澪
「来年、俺が18歳になるときまで持っててね。その時は、妻となる人欄に千聖の名前を書こう」
どういうこと…??
「そして最後。
これは俺の下心」
澪はあたしの左手の薬指にキラリと光る物をつけた。
これは…
「指輪?」
「ずっと小さい頃からちーちゃんのことが大好きでした。これからもそばにいてくれる?」
「な、なんで…マリアさんは?」
「今あいつは関係ないよ。
あいつが千聖に色々吹き込んだみたいだけど心配するような関係じゃないから」
「なら…この指輪は…」
「婚約指輪」