ツンデレ専務と恋人協定
私、専務のこと好きなんだ。
だから、逃げなかったんだ。
もう気づかないふりなんてできない。
キスが嫌じゃないのも、言いたいことも言えないのも、そして百合香さんのことが気になるもの全部専務が好きだからだ。
「今度そんなことしたら、最後までするぞ」
いたっ!!
専務は私の頭を軽く小突いた。
そして、また私の手を引いて歩き出した。
気づいてしまった自分の気持ちに自分が一番驚いている。
だから、まだこの気持ちを伝えるとかどうこうしようなんて考える余裕もない。
だけど、ひとつだけ感じるのは、今こうやって専務と手を繋ぎながら歩いていることがすごく幸せだということ。
マンションの前までやってきて、専務は私の手を放す。
それを少し寂しく思いながら、私は専務にお礼を言いマンションの中へと入ろうとした。
「栞奈!」
専務に名前を呼ばれ振り返った。
「明日もデートするか?」
「え?」
明日は会社が休みで、私の予定って言ったら、どこへも出掛けずに部屋で検定の勉強をするくらいだけど。
「たまには休みもデートしないと、ばばあに怪しまれる」
だから、逃げなかったんだ。
もう気づかないふりなんてできない。
キスが嫌じゃないのも、言いたいことも言えないのも、そして百合香さんのことが気になるもの全部専務が好きだからだ。
「今度そんなことしたら、最後までするぞ」
いたっ!!
専務は私の頭を軽く小突いた。
そして、また私の手を引いて歩き出した。
気づいてしまった自分の気持ちに自分が一番驚いている。
だから、まだこの気持ちを伝えるとかどうこうしようなんて考える余裕もない。
だけど、ひとつだけ感じるのは、今こうやって専務と手を繋ぎながら歩いていることがすごく幸せだということ。
マンションの前までやってきて、専務は私の手を放す。
それを少し寂しく思いながら、私は専務にお礼を言いマンションの中へと入ろうとした。
「栞奈!」
専務に名前を呼ばれ振り返った。
「明日もデートするか?」
「え?」
明日は会社が休みで、私の予定って言ったら、どこへも出掛けずに部屋で検定の勉強をするくらいだけど。
「たまには休みもデートしないと、ばばあに怪しまれる」