ツンデレ専務と恋人協定
契約の終わり
遅刻した分も埋めるために私は集中して仕事をしていた。
すると、デスクの電話がなり会長室に呼び出された。
会長室に行くのは初めてこの会社にきたときに、専務に何もわからず連れていかれた以来だ。
それに専務じゃなく、私ひとりを呼ぶってことはいい話じゃないような気がした。
私は主任にも資料室に行くと嘘をついて、会長室へやってきた。
会長の秘書の方に会長がお待ちだと言われ、ノックをして声をかけて部屋へと入った。
やっぱり会長だけあって、人を威圧するようなオーラを感じる。
「会長、お呼びでしょうか?」
「里田さん!お金目当てなら今すぐ李人と別れなさい」
会長は私を睨み付けるような瞳で真っ直ぐ見てくる。
私はそれを反らすことも、瞬きすら出来ずに固まってしまった。
「今朝、李人からあなたに500万円ものお金が振り込まれてるのはわかってるのよ。お金が目当てならそれを受け取って李人の前から消えなさい」
お金目当てじゃないって言いたいけど、お金を借りたのは事実で、誰がお金目当てじゃないって信じてくれるだろう。
それに元はお金で雇われた契約の彼女で、お金目当てじゃないとも言えない。
すると、デスクの電話がなり会長室に呼び出された。
会長室に行くのは初めてこの会社にきたときに、専務に何もわからず連れていかれた以来だ。
それに専務じゃなく、私ひとりを呼ぶってことはいい話じゃないような気がした。
私は主任にも資料室に行くと嘘をついて、会長室へやってきた。
会長の秘書の方に会長がお待ちだと言われ、ノックをして声をかけて部屋へと入った。
やっぱり会長だけあって、人を威圧するようなオーラを感じる。
「会長、お呼びでしょうか?」
「里田さん!お金目当てなら今すぐ李人と別れなさい」
会長は私を睨み付けるような瞳で真っ直ぐ見てくる。
私はそれを反らすことも、瞬きすら出来ずに固まってしまった。
「今朝、李人からあなたに500万円ものお金が振り込まれてるのはわかってるのよ。お金が目当てならそれを受け取って李人の前から消えなさい」
お金目当てじゃないって言いたいけど、お金を借りたのは事実で、誰がお金目当てじゃないって信じてくれるだろう。
それに元はお金で雇われた契約の彼女で、お金目当てじゃないとも言えない。