ツンデレ専務と恋人協定
ここまで来て引き返すわけにはいかない私は、不安を消すためにも元気よく返事をして麻生専務についていった。
50階に着くと、麻生専務はスタスタと慣れたように歩いていく。
私は黙ったまま付いていった。
それにしても大企業の会長室があるフロアだけあって高級感が漂う。
1階の会社のエントランスとは違って、床も高級そうな赤い絨毯が一面に引かれてある。
「会長いるか?」
会長室の前のデスクに座る男の人に向かって麻生専務が言う。
「少々お待ち下さい」
男の人は一瞬私をチラッと見てから、目の前の電話をかけた。
そして受話器を置いた男の人にどうぞと言われて、会長室へと入っていった。
50階に着くと、麻生専務はスタスタと慣れたように歩いていく。
私は黙ったまま付いていった。
それにしても大企業の会長室があるフロアだけあって高級感が漂う。
1階の会社のエントランスとは違って、床も高級そうな赤い絨毯が一面に引かれてある。
「会長いるか?」
会長室の前のデスクに座る男の人に向かって麻生専務が言う。
「少々お待ち下さい」
男の人は一瞬私をチラッと見てから、目の前の電話をかけた。
そして受話器を置いた男の人にどうぞと言われて、会長室へと入っていった。