ツンデレ専務と恋人協定
この間の休日に掃除をしておいて良かった。


「専務、もう寝ますか？それともシャワー浴びますか？」

「シャワー借りていいか？」


そう言われて、私はお風呂場まで専務を案内してバスタオルを渡した。

そして、専務がシャワーを浴びている間にコンビニへと走った。

ひとり暮らしの女の家には専務に貸せる下着も服もないのは当たり前で、せめて下着とＴシャツだけでもと思い買いにでた。

マンションから１分ほどしかかからないところにコンビニがあって良かった。

私はコンビニで買ってきた着替えを、まだシャワーを浴びている専務にわかるように脱衣場においておいた。

そして、クローゼットから布団を取り出して敷いていると、専務はコンビニで買った下着を着て出てきた。


「これ、着て良かったのか？」

「あ、はい。コンビニで買ってきたものですけど」


専務は着ていいのか聞きながら、もうすでに着ていた。


「わざわざ買ってきたのか？」

「はい。そのほうがゆっくり休めるかと思って。今布団も敷いているのでちょっと待っててくださいね」


前は友達が泊まりにきたりしていたから、一組だけ布団を用意していてよかった。
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