ツンデレ専務と恋人協定
「はい。送ってくださってありがとうございます。おやすみなさい」
名残惜しい気持ちはあるけど、私はそう言ってマンションへ入っていこうとした。
「栞奈」
背を向けた私は専務に名前を呼び再び振り返ると、専務に引き寄せられまた唇を塞がれる。
息が苦しくなるほどの長いキスにやっと解放されると、力が入らなくてよろめく私を専務が支えてくれた。
「明日、仕事が終わったら電話してこい」
「はい」
専務の腕から離れて、今度こそマンションへ入ろうと思うけど“おやすみなさい”の一言がなかなか口にできない。
「早く中入れよ」
自分から引き止めたくせに、早く中入れって専務らしい。
「マジで帰せなくなるだろ」
口が悪いと思ったら、すぐに私の胸をキュンと締め付けることを言う。
ちょっと前ならわがままだって思ってただろうにおかしな気分だ。
「専務、おやすみなさい」
私は言い逃げするかのように急いでマンションの中へと入っていった。
エレベーターに乗ってもドキドキがおさまらず、そのまま部屋に入りベッドに飛び込んだ。
名残惜しい気持ちはあるけど、私はそう言ってマンションへ入っていこうとした。
「栞奈」
背を向けた私は専務に名前を呼び再び振り返ると、専務に引き寄せられまた唇を塞がれる。
息が苦しくなるほどの長いキスにやっと解放されると、力が入らなくてよろめく私を専務が支えてくれた。
「明日、仕事が終わったら電話してこい」
「はい」
専務の腕から離れて、今度こそマンションへ入ろうと思うけど“おやすみなさい”の一言がなかなか口にできない。
「早く中入れよ」
自分から引き止めたくせに、早く中入れって専務らしい。
「マジで帰せなくなるだろ」
口が悪いと思ったら、すぐに私の胸をキュンと締め付けることを言う。
ちょっと前ならわがままだって思ってただろうにおかしな気分だ。
「専務、おやすみなさい」
私は言い逃げするかのように急いでマンションの中へと入っていった。
エレベーターに乗ってもドキドキがおさまらず、そのまま部屋に入りベッドに飛び込んだ。