ツンデレ専務と恋人協定
ふたりで会社を出て、専務に連れてきてもらったお店は、初めて一緒に食事をしたフレンチの高級レストランだった。
あの日は、お洒落なレストランに美味しい料理、それとシャンパンに少し酔ってしまったんだった。
その時は専務のことを何とも思ってなかったからこんなにドキドキすることもなかったけど、今日はいつまでたってもドキドキが止まらない。
「一緒に住むか?」
「え?」
高級フレンチを緊張しながら食べていると、専務がいきなり言ってきた。
この料理が美味しいねって話からどうして急に同棲の話になるの?
「栞奈のとこは狭いから新しい部屋を探すか。俺はホテル住まいだし」
もしかしたら聞き間違えかもしれないと思ったのも束の間で、どうやら間違いなく同棲の話らしい。
「場所どこがいい?」
「ちょっと、待ってください」
頭の中が整理されていないまま話が進んでいきそうで、私は専務を止めた。
「なんだよ?」
「えっと、これって同棲ってことですよね…」
無理だ!専務と同棲なんてできるわけがない!
想像しただけど緊張でどうにかなってしまいそうだ。
あの日は、お洒落なレストランに美味しい料理、それとシャンパンに少し酔ってしまったんだった。
その時は専務のことを何とも思ってなかったからこんなにドキドキすることもなかったけど、今日はいつまでたってもドキドキが止まらない。
「一緒に住むか?」
「え?」
高級フレンチを緊張しながら食べていると、専務がいきなり言ってきた。
この料理が美味しいねって話からどうして急に同棲の話になるの?
「栞奈のとこは狭いから新しい部屋を探すか。俺はホテル住まいだし」
もしかしたら聞き間違えかもしれないと思ったのも束の間で、どうやら間違いなく同棲の話らしい。
「場所どこがいい?」
「ちょっと、待ってください」
頭の中が整理されていないまま話が進んでいきそうで、私は専務を止めた。
「なんだよ?」
「えっと、これって同棲ってことですよね…」
無理だ!専務と同棲なんてできるわけがない!
想像しただけど緊張でどうにかなってしまいそうだ。