ツンデレ専務と恋人協定
私も同じ気持ちだから、専務の気持ちはすごくわかる。
だけど、会長のおっしゃっていることもわかる。
「専務、ごめんなさい」
だから、私が専務を止めるしかないと思った。
私が専務に向け謝るのと、二人とも争いを止め私を見つめてくる。
「私、会長に従います」
そう言うと、専務が私に見せてる表情が一気に怖くなっていく。
「栞奈、お前はなんでいつもそうなんだよ!?」
私から視線をそらしそう言う、専務の声は怒ってるではなくて冷たいものだった。
「俺、お前がマジでわかんねぇわ」
そう言って、私の顔を見ることなく会長室から出ていってしまった。
私は閉まった扉を見つめながら、すぐに後を追いかけたい気持ちを抑えた。
「申し訳ありません」
今にも泣きだしてしまいそうなのを堪えて、もう一度会長に謝った。
「会社を大きくして李人に跡を継がすことばかりで、幼い頃あの子を放ったらかしにしたせいか、私には反発して言うことを聞かないの。だけど、あなたの言うことなら聞くと思う。だから李人は里田さんが説得してちょうだい」
「はい」
会長にはそう返事をしたけど、専務を説得できる自信なんてないよ。
私は会長室を出て、専務の部屋のある46階へと向かった。
だけど、会長のおっしゃっていることもわかる。
「専務、ごめんなさい」
だから、私が専務を止めるしかないと思った。
私が専務に向け謝るのと、二人とも争いを止め私を見つめてくる。
「私、会長に従います」
そう言うと、専務が私に見せてる表情が一気に怖くなっていく。
「栞奈、お前はなんでいつもそうなんだよ!?」
私から視線をそらしそう言う、専務の声は怒ってるではなくて冷たいものだった。
「俺、お前がマジでわかんねぇわ」
そう言って、私の顔を見ることなく会長室から出ていってしまった。
私は閉まった扉を見つめながら、すぐに後を追いかけたい気持ちを抑えた。
「申し訳ありません」
今にも泣きだしてしまいそうなのを堪えて、もう一度会長に謝った。
「会社を大きくして李人に跡を継がすことばかりで、幼い頃あの子を放ったらかしにしたせいか、私には反発して言うことを聞かないの。だけど、あなたの言うことなら聞くと思う。だから李人は里田さんが説得してちょうだい」
「はい」
会長にはそう返事をしたけど、専務を説得できる自信なんてないよ。
私は会長室を出て、専務の部屋のある46階へと向かった。