ツンデレ専務と恋人協定
嫌かどうかで聞かれれば嫌に決まってる。
お姉ちゃんが遠くへ行っちゃうなんて、想像しただけで不安になる。
だけど、春樹さんのご両親のこともあるし、何より夫婦で決めたことを私がとやかく言っていいのかもわからない。
「また会える?」
「当たり前じゃない。栞奈に会いにちょくちょく戻ってくるし、栞奈も来たいときはいつでも来てくれたらいいのよ」
そう言ってくれるお姉ちゃんの目には、涙がいつ流れ出てもおかしくないくらい溢れている。
それに気づいたのか、テレビの前にいた春樹さんはお姉ちゃんの横に座り、肩を抱き寄せる。
「栞奈ちゃん。ごめんね」
「ううん。春樹さん、お姉ちゃんをよろしくお願いします」
このセリフ、お姉ちゃんたちの結婚の報告を受けたときも言ったな。
あれから春樹さんはお姉ちゃんにも私にも優しくて、お姉ちゃんはいつも笑っていて幸せそうだった。
だから、これから先も同じように笑って幸せでいてほしい。
ポテトサラダとロールキャベツを食べ終わると、私はお姉ちゃんの家をでた。
泊まっていけって言われたけど、明日も仕事があるし、何より専務に会いたいと思った。
お姉ちゃんが遠くへ行っちゃうなんて、想像しただけで不安になる。
だけど、春樹さんのご両親のこともあるし、何より夫婦で決めたことを私がとやかく言っていいのかもわからない。
「また会える?」
「当たり前じゃない。栞奈に会いにちょくちょく戻ってくるし、栞奈も来たいときはいつでも来てくれたらいいのよ」
そう言ってくれるお姉ちゃんの目には、涙がいつ流れ出てもおかしくないくらい溢れている。
それに気づいたのか、テレビの前にいた春樹さんはお姉ちゃんの横に座り、肩を抱き寄せる。
「栞奈ちゃん。ごめんね」
「ううん。春樹さん、お姉ちゃんをよろしくお願いします」
このセリフ、お姉ちゃんたちの結婚の報告を受けたときも言ったな。
あれから春樹さんはお姉ちゃんにも私にも優しくて、お姉ちゃんはいつも笑っていて幸せそうだった。
だから、これから先も同じように笑って幸せでいてほしい。
ポテトサラダとロールキャベツを食べ終わると、私はお姉ちゃんの家をでた。
泊まっていけって言われたけど、明日も仕事があるし、何より専務に会いたいと思った。