ツンデレ専務と恋人協定
新たな愛の契約
アメリカ行きを覚悟した私は英会話教室へ通うことにした。
日本を断つのはまだ先だから、それまでに少しでも話せるようになっておきたい。
今日は会長に、私も一緒にアメリカへ行くことを、許してもらいに行くことになっていた。
仕事が終わり、専務の部屋へとやって来た。
「お疲れ様です」
「あとちょっとで終わるから、そこで座って待ってろ」
そう言われ、専務室のソファーへ腰をおろす。
今日は会長のお宅へ行くことになっていて、昼間の休憩の時に手土産にと、デパートでチョコレートを買ってきた。
チョコレートの入った袋をぎゅっと握りながら緊張してしまっている。
しばらく待っていると、専務は仕事を終えたみたいで一緒に専務の部屋を出た。
アメリカへ行ったら同棲をするつもりだけど、もちろん会長の許しがなければ同棲は出来ないと思っている。
専務はエレベーターへ乗ると、会長室のある50階のボタンを押した。
まだ会長は仕事をされているんだろうと思って50階につくと、会長室の方へは向かわずに隣の51階へ行きのエレベーターのボタンを専務が押している。
ヒカリのこのビルが51階建てなのは知っていたけど、51階へは行ったことがなくて、会議室やホールがあるってことも聞いたこともないし、いったい何があるのか不思議に思っていた。
また別のエレベーターに乗り51階へと着き、エレベーターの扉が開くと、マンションの玄関の扉みたいなものがすぐに目に入った。
その扉に備えられているインターホンらしきボタンを専務が押す。
すると、インターホンから声が聞こえ、専務が名前を言うと、扉が開かれた。
扉を開いたのは会長ではなく、白いエプロンをつけた50代くらいの女の人だった。
その人にスリッパを出され、専務はそれに履き替え中へ入っていこうとする。
だけど、私はここがどこなのかわからず玄関に立ち尽くしてしまっていた。
日本を断つのはまだ先だから、それまでに少しでも話せるようになっておきたい。
今日は会長に、私も一緒にアメリカへ行くことを、許してもらいに行くことになっていた。
仕事が終わり、専務の部屋へとやって来た。
「お疲れ様です」
「あとちょっとで終わるから、そこで座って待ってろ」
そう言われ、専務室のソファーへ腰をおろす。
今日は会長のお宅へ行くことになっていて、昼間の休憩の時に手土産にと、デパートでチョコレートを買ってきた。
チョコレートの入った袋をぎゅっと握りながら緊張してしまっている。
しばらく待っていると、専務は仕事を終えたみたいで一緒に専務の部屋を出た。
アメリカへ行ったら同棲をするつもりだけど、もちろん会長の許しがなければ同棲は出来ないと思っている。
専務はエレベーターへ乗ると、会長室のある50階のボタンを押した。
まだ会長は仕事をされているんだろうと思って50階につくと、会長室の方へは向かわずに隣の51階へ行きのエレベーターのボタンを専務が押している。
ヒカリのこのビルが51階建てなのは知っていたけど、51階へは行ったことがなくて、会議室やホールがあるってことも聞いたこともないし、いったい何があるのか不思議に思っていた。
また別のエレベーターに乗り51階へと着き、エレベーターの扉が開くと、マンションの玄関の扉みたいなものがすぐに目に入った。
その扉に備えられているインターホンらしきボタンを専務が押す。
すると、インターホンから声が聞こえ、専務が名前を言うと、扉が開かれた。
扉を開いたのは会長ではなく、白いエプロンをつけた50代くらいの女の人だった。
その人にスリッパを出され、専務はそれに履き替え中へ入っていこうとする。
だけど、私はここがどこなのかわからず玄関に立ち尽くしてしまっていた。