ツンデレ専務と恋人協定
結局、私の分のルームサービスを頼んでくれたけど、気持ちをわかってくれたみたいで、サラダとかヘルシーなものばかりを選んでくれた。

食事を終え、お風呂も入り、自分で身体中にクリームを塗りマッサージを済ませると、明日に備えていつもより早くベッドに入った。

専務も私に合わせてベッドに入ってきたかと思うと、私の体を弄り出す。


「ちょ、今日はダメ!」


布団の中で私の胸の腕にある専務の腕を掴んで動きを止める。


「なんでだよ?」

「明日早いし」


式は昼前からだけど、メイクとかヘアセットとかあって結構早く起きなきゃいけない。


「理由になんねぇ」


十分理由になると思うんだけどな。

専務は何か言い返しそうな私の唇を塞いだ。

舌を絡められ、キスだけで体が痺れてきて、もうこのまま流されてしまいそうになる。

だけど、頭の片隅には明日の事が気になって、流されちゃダメだって言っている。


「栞奈、覚悟しろよ」


唇を離すと、専務にそう言われたけど、何を覚悟するのかわからない。


寝転んだまま首をかしげて、専務を見つめる。


「一生離さねぇから」


専務の言葉が嬉しくて、自分から唇を近づけて専務にキスをする。

専務がいつも私にするように唇を割って舌をねじ込ませると、すぐに専務の舌に絡め取られた。

そのまま止まらなくなってしまった私たちは、翌朝寝坊をしてしまった。

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