ツンデレ専務と恋人協定
酔っぱらっているせいか自分が何を口にしているのか理解できていない。
ちょっと飲み過ぎたかな?
専務は運転があるからってお酒を飲めないし、残すのは勿体ないと思ってシャンパンをひとりで飲んでいた。
「お前、酔っぱらいすぎ。潰れる前に帰るぞ」
私は専務に腕を引っ張られるように席を立ち、家まで送ってくれるみたいで車に乗せられた。
「窓、開けてやろうか?」
車を発車させるとすぐに専務は私に聞いてくれて、黙って頷く私のために少しだけ窓を開けてくれた。
私は窓から入ってくる夜風にあたりながら、流れる景色を見ていた。
「お前さ…」
「はい」
窓の外から専務へと視線を移し返事をする。
「コンペやめとけ」
「えっ?」
なんで?
どうして、やめとけなんて言うの?
って言うか、どうして私がコンペに参加しようとしてること知ってるの?
「社内コンペに出るつもりで最近コソコソしてるのは知ってんだよ」
別にコソコソなんてしてないもん!
そりゃ、内緒にはしていたけど。
だって、専務に言うとからかわれそうだと思ったから。
「いいな?やめとけよ」
「なっ…どうしてですか?」
一方的にやめとけと言われて納得なんてできないよ。
上司命令だとしても黙って頷けない。
ちょっと飲み過ぎたかな?
専務は運転があるからってお酒を飲めないし、残すのは勿体ないと思ってシャンパンをひとりで飲んでいた。
「お前、酔っぱらいすぎ。潰れる前に帰るぞ」
私は専務に腕を引っ張られるように席を立ち、家まで送ってくれるみたいで車に乗せられた。
「窓、開けてやろうか?」
車を発車させるとすぐに専務は私に聞いてくれて、黙って頷く私のために少しだけ窓を開けてくれた。
私は窓から入ってくる夜風にあたりながら、流れる景色を見ていた。
「お前さ…」
「はい」
窓の外から専務へと視線を移し返事をする。
「コンペやめとけ」
「えっ?」
なんで?
どうして、やめとけなんて言うの?
って言うか、どうして私がコンペに参加しようとしてること知ってるの?
「社内コンペに出るつもりで最近コソコソしてるのは知ってんだよ」
別にコソコソなんてしてないもん!
そりゃ、内緒にはしていたけど。
だって、専務に言うとからかわれそうだと思ったから。
「いいな?やめとけよ」
「なっ…どうしてですか?」
一方的にやめとけと言われて納得なんてできないよ。
上司命令だとしても黙って頷けない。