ツンデレ専務と恋人協定
専務、今からこっちに来るって言ってたよね?

なんで?どうして?

このまま直帰していいって言ってたと思うんだけど。

もしかして、迎えに来てくれるとか?
わからないけど、待つしかないよね。


会社から車で来たところで20分はかかるだろうし、私は近くにあったカフェに入り、専務を待つことにした。


カフェでカプチーノを飲みながら秘書検定の勉強をしていると、専務から電話がかかってきた。

そしてカフェを出て、待ってると言われたところまで急いで向かった。

大きな道路の端に専務の車が停まっていて、私は運転席を軽くノックした。

すると、専務は車からおりてきて助手席のドアをあけ私に車に乗るようにエスコートした。

こういうエスコートというか、助手席のドアを開けて閉めてするのが意外に様になっている。

やっぱりやり慣れてるのかな?

そう思うと、また何とも言えない気持ちになった。

私は専務にエスコートされ車に乗り込むと、専務も運転席に戻り車を発信させた。


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