ツンデレ専務と恋人協定
だけど、専務がカートを押す姿を見てみたいかも。
私のそんな企みを専務は知らず、一緒にスーパーまでやってきた。
「ちょっと、専務どこ行くんですか?」
専務はスーパーに入るなり、籠も何も持たずにスタスタと中へ入っていく。
「どこって?買い物するんだろ?」
「籠持たないと。あと、今日はお米買うからカートも」
私はそう言いながら入口で籠とカートの用意をする。
「で、これをこうやって押すんです」
「俺が押すのかよ」
「専務、あそこのカップル見て下さい。彼氏が押してるでしょ?」
見かけたカップルがたまたま彼氏が押していて、私がそう言うと専務は簡単に信じた。
そして、黙ってカートを押し始めた。
私はその姿を見て、なんだか嬉しくて楽しくてたまらない気持ちになった。
「スーパーの買い物がそんなに楽しいか?」
笑顔が自然と出てしまっている私を見て専務が言ってきた。
スーパーの買い物が楽しいって言うか、専務を見ているのが楽しんだけど、そんなこと言ったら怒るかな。
私のそんな企みを専務は知らず、一緒にスーパーまでやってきた。
「ちょっと、専務どこ行くんですか?」
専務はスーパーに入るなり、籠も何も持たずにスタスタと中へ入っていく。
「どこって?買い物するんだろ?」
「籠持たないと。あと、今日はお米買うからカートも」
私はそう言いながら入口で籠とカートの用意をする。
「で、これをこうやって押すんです」
「俺が押すのかよ」
「専務、あそこのカップル見て下さい。彼氏が押してるでしょ?」
見かけたカップルがたまたま彼氏が押していて、私がそう言うと専務は簡単に信じた。
そして、黙ってカートを押し始めた。
私はその姿を見て、なんだか嬉しくて楽しくてたまらない気持ちになった。
「スーパーの買い物がそんなに楽しいか?」
笑顔が自然と出てしまっている私を見て専務が言ってきた。
スーパーの買い物が楽しいって言うか、専務を見ているのが楽しんだけど、そんなこと言ったら怒るかな。