インターネットの歌い姫



「かのちゃんはほんとにかわいいね~スリスリ

もぉー、かのちゃん大好き~♡

ねーねー今日、放課後デートしよ~?
かわいい雑貨屋さん見つけてね!」


彼女は、私を人形みたいに抱き締め、頭撫でたり、ほっぺをすりすりしてきます…。

くすぐったい…!


『はいはい。五十嵐ちゃん。

わかりましたから離してください。

苦しいです…。みんな見てますし、あと早く荷物置きたいです。』


ぷはー

彼女ご自慢(嫌味)の胸で呼吸困難になりかけました…。


「やった~!かのちゃんとデートだ~♡楽しみだね!!

あっ!この前、駅近くにできたアイスクリーム屋さん美味しいっていう噂らしいからそこにもいこうね!!」

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