インターネットの歌い姫
ほんとなんなんですかね…。
同じ学校で同じ1年っていってましたけど、こんな早くに知ることになるとは…。
運命かなんか…?
うわ、きもい。
「...ぎ!..らぎ!!おい!ひいらぎ!!」
そんなこと考えていたからか、ずっと先生から当てられていたのに気づかれなかった。
『は、はい!!』
担任の先生の授業だったの忘れていた…。
「おまえ、俺の授業にボーとして...覚悟はできているんだろうな?
放課後、第2音楽室の隣にある空き教室掃除すること!いいな」
やってしまった…!
キーンコーンカーンコーン
「じゃあここまで、このままHLするぞ~」
・
・
・
「かのちゃん大丈夫?ドンマイだね…。
かのちゃんの手伝いしたいけど、月曜日は、ピアノあって無理なの…。ほんとごめんね。
かのちゃん、言いづらいんだけど、月曜日の第2音楽室の噂しってる?
しまってるはずの音楽室からピアノの音と女の人の声が聞こえるんだって…。
幽霊かもって…!気を付けてね!」
『いいですよ。私がボーッとしてたのが悪かったんです。
大丈夫ですよ。幽霊なんていませんよ。
もし、いたら、私が倒しますよ!』
「かのちゃん女の子なんだから!そんなこといっちゃ守ってもらえないよ!笑
うん!じゃ、また明日!じゃあね!」
『それじゃあ、ピアノ頑張ってください、』
走って帰っていったのを見送って、空き教室へと向かう。