夢幻泡影
「瑛!? 声がでないんじゃ?」
山南が瑛の様子に気づく
頷く
近「今日は、お開きにしよう!」
土「いや…山崎から、話を聞こう」
瑛が立ち上がる
原「おい!どうした?」
『もういい。
お千さん、信じて裏切られたくない
あたし…もう信じられない
ここにいたら、拷問されるかも
痛いのは、もう嫌
傷つくのは、もう嫌
チユリとして生きるなんて嫌
でも…お千さんは連れて行けない
汚れたあたし…
綺麗になんてなれるはずもなかった
夢みて…
馬鹿だよね…』
お千のくれた簪を外して、髪をおろした
カランッ
簪が床に落ちると
瑛は庭の方へ走り出した
「瑛!!」
「山崎!!追え!!」
シュッ
屋根上にいた山崎が瑛を追いかける
軽やかに塀を飛び越える二人
しばらくして山崎が一人、屯所に戻った
山南が瑛の様子に気づく
頷く
近「今日は、お開きにしよう!」
土「いや…山崎から、話を聞こう」
瑛が立ち上がる
原「おい!どうした?」
『もういい。
お千さん、信じて裏切られたくない
あたし…もう信じられない
ここにいたら、拷問されるかも
痛いのは、もう嫌
傷つくのは、もう嫌
チユリとして生きるなんて嫌
でも…お千さんは連れて行けない
汚れたあたし…
綺麗になんてなれるはずもなかった
夢みて…
馬鹿だよね…』
お千のくれた簪を外して、髪をおろした
カランッ
簪が床に落ちると
瑛は庭の方へ走り出した
「瑛!!」
「山崎!!追え!!」
シュッ
屋根上にいた山崎が瑛を追いかける
軽やかに塀を飛び越える二人
しばらくして山崎が一人、屯所に戻った