あの日あの場所で、凍りついた時間が…
.

.


そこにいたのはいかにもザ・高校生って感じの2人の男の子がいた。



2人とも正直チャラチャラしてそうな印象しかない。



ただ…






“やっぱりかっこいい”







まぁ、どうせいつもお母さんたちが帰ったら暇だしすることないしいいかな。






いいよとだけ言った途端、
何しようか??とババ抜きやら大富豪やらなんやらと案を出し合う2人。









話をしていたらデイルームについた。




一つの机を3つの車椅子が囲む。






「何して遊ぶの?」





私は恐る恐る聞いた。






同い年の男子とかには話せるけど、
初対面でしかも2つも年上の男の子2人だよ?






そりゃ少しはおどおどしちゃうよね…






すると、一人の男の子が口を開いて


「大富豪!」



え…まさかの?






「あたし、大富豪って聞いたことはあるんだけどやったことない」





私の言葉を聞き、2人ともびっくりした顔で私を見た。





「え、したことない?」



「すっげえ面白いのにー」





そんなことを言われましてもね…


ババ抜きと神経衰弱しかしたことないんですよ。






少し困り気味に話に頑張ってついていくと、





「俺と一緒にペア組んで教えてやるから隣来い」





そう言ってあたしの隣まで自分で車椅子を動かしてきてくれた人がいた。






その人は色黒で、短髪で、目もクリクリで、いかにもスポーツやってそうな感じの人。







かっこいい………





なんてゆうか、私の好きなタイプをパーフェクトに持っているこの人。








< 24 / 24 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

シルバーの指輪

総文字数/1,688

恋愛(純愛)12ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop