骨による骨のための狂想曲
 おいでといいつつ、あたしを抱き寄せて、唇にむしゃぶりついてくる彼。
 自慢の巨乳を、これ見よがしに彼に押し付ければ、彼がとてつもなく興奮したのが伝わってくる。こっちも、彼の美味しそうな匂いに、こちらもくらくらする。
 執拗に舌で口腔内を責められて、あたしは息も絶え絶えだ。彼は、あたしを抱き上げて、窓際に連れて行った。
 窓の下には、イルミネーションが綺麗に瞬いている。
「……ミニスカサンタ。俺を煽るには十分だぜ。せっかくだ、着たままやろうぜ」
 どこからか、クリスマスソングが聞こえる。
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