【完】千鳥の舞う花火。








『……なれる、かな?』


『……さあ?』





「未来のことなんて、誰にも分からねえよなー……。」





中学一年生じゃない、


高校三年生の俺がそう言ったとき。




どこかで千鳥の、笑う声が聞こえた気がした。




『なれるよ、昴なら。』




そんな、暖かい声が。










【END】








< 115 / 121 >

この作品をシェア

pagetop