初恋イチゴ。˚*
「あいつの中1の妹の咲姫ちゃんが
小さい頃から体弱くて、今体調崩してるんだよ
だから翠の家で勉強会出来ないって言ってんだ」
なるほど…確かに少し弱い感じではあったな…
「大丈夫なの??」
「さー?しらねー
でもまぁ毎年のようにある事だから気にすんなよ」
「う、うん」
長年仲のいい春也くんが言うのだから大丈夫なんだと思う…
てか、大丈夫だと信じたい
不意に春也くんは遠くを見やりながら呟く
「あいつは何でも一人で抱えすぎだ」
その言葉に私も夏恋ちゃんも反応することが出来ないまま、空気に溶けていった
翠くんにしてあげられること…
少しでも私が役に立ってるのかな?
この前はそんな気がしたけど
また振り出しに戻ったような感覚になった
それでも私は翠くんの役に立ちたいんだ…