初恋イチゴ。˚*




そしてそして


次の日も、次の日も、次の日も…



とうとうテストが終わったのに
翠くんは学校を休んでいた





連絡もないまま

既読もつかないまま





翠くんはどうしちゃったんだろう?











「ゆ〜いっ!」





「あ、夏恋ちゃん…」





「ボーッとしちゃって〜
元気出して?」





「う、うん…」











夏恋ちゃんは心配そうに私を見つめてくる





いつも夏恋ちゃんは心配してくれる



夏恋ちゃんが困ったとき
私はなにかしてあげれてるのかな?











「翠くん何があったのかな…」





「春也も連絡取れてないみたいだから何もわからないみたい…」





「このまま居なくなったりしないよね?」











相当泣きそうな顔をしていたのだろうか?


夏恋ちゃんは背中をさすってくれる











「大丈夫
大丈夫だからね?」





「うん…」











翠くんが学校に来ないだけで悲しいよ

楽しさも半減する



なにより今回のテスト
勉強を教えてもらってないから不安だよ…





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