初恋イチゴ。˚*
♪〜プルルルル〜♪
どれくらい眠ってたのかな?
もう朝なのかな?
私はケータイの着信音で目を覚ました
「ん…だれ〜…」
私は受信相手を確認せずに取る
「ふぁ〜…はぁい」
やばい、眠さが半端じゃない
私が生返事のままで電話に出ると
「もしもし?ごめん、寝てた?
連絡遅くなってごめん。色々ゴタゴタしてた」
え………
この声は…もしかして本当に
翠くん…??
「もしもし?結苺?」
耳元で結苺って…反則だよ…
電話の向こうの翠くんの声は
少し掠れていて、元気がなさそうで、疲れた声をしていた
電話ということもあって
いつもの声より機械的な感じはするけど…
「あ、翠くん…
だ、大丈夫?」
危なく思考停止するところだった
せっかく翠くんから電話をかけてきてくれたんだもん
ちゃんと話さなくっちゃ