初恋イチゴ。˚*




ずーっと待っていると

ホームルームが始まる直前に教室に入ってきた翠くん





あ、あいさつしなきゃ…




私が挨拶をしに行こうとすると











「きゃーっ!久しぶり翠くん♪」


「何があったか知らないけど来てよかった♪」











他の女の子に先をこされてしまいました




行くかどうか躊躇っていると
春也くんが女の子の間に入っていく











「よー、翠
久しぶりだな〜」





「あ、春也
久しぶり」





「翠くんおはよ〜っ」





「夏恋…おはよ」











これまだ夏恋ちゃんのこと好きなんだろうな…

少し苦しげに歪められるその顔を見ていたらわかる




これに便乗して挨拶を…











「お、おはよう!
あけましておめでとうございます♪」





「おはよ、あけましておめでとう」











あれ?なんか違和感が…










「はーい、席につけー」











私の感じた違和感を遮るように担任の先生が教室に入ってきた





それにしてもあの違和感はなんだろう…




なにかこう…ぞっとしたような感じだったんだよね…






モヤモヤの中私はボーッとホームルームと始業式を受けた





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