初恋イチゴ。˚*
私が呼びかけたと同時に
今日の女の子と翠くんは
キスをしました
正式に言うなら
翠くんがキスされました。かな?
あぁ…決意が揺らぎそう
「翠くん♪」
女の子はとても嬉しそうに微笑んでいる
そんなんでいいの?
そんなんで嬉しいの!?
私は悲しみを通り越して怒りに変わった
もう知らない!
バンッ!と音を立てて近付くと
二人とも私を見る
「バッカじゃないの!?
翠くんはあんたなんか好きじゃないよ!!
それなのにそんなことして楽しいの!?
翠くんも翠くんだよ!!
そんなことしたら噂酷くなるでしょ!!」
こんなにはっきりものを言える人だったんだ
私が自分の意外な一面に驚く
いや、一番驚いているのは翠くんだろう
目が点になっている