初恋イチゴ。˚*
って…結局どこ行くんだろう?
「翠くんー?
どこに行くの??」
なにげに手を握ったままの翠くんにドキドキする
「え?俺ん家」
「え?何当たり前みたいなこと言ってるの?」
私は至って真面目に言ってるのに
翠くんは何故か笑い始める
「あははっ!結苺本当におもしろっ!
あれ、さっきのキレたときの顔…っ」
思い出したようにぷふっと笑ってくる
え!私そんなにひどい顔してたのかしら?
「そんな笑わないでよーっ!
真剣だったんだよ?!」
「ごめんごめんっ!
いや、でも…っ、あの顔は」
「もー!そんなにひどい顔してた!?」
「いや?すごい女の子って顔してた
可愛かったよ!」
「っ…」
不意打ち。ずるい
可愛かったよなんて…そんな笑顔で言われたら
惚れ直しちゃうじゃんっ!
「バカ翠くん!」
「えー?褒めたつもりだったんだけど?」
「そんなのに反応する程甘くないです〜っ」
本当はすごいドキドキしてるのにね?
でもナイショ
私は翠くんの友達でいなくちゃいけないから