初恋イチゴ。˚*




あーだこーだ話しているうちに
翠くんのお家についてしまった











「お家変わってないんだ」





「うん、思い出とかあるからこっちに片倉先生達が引っ越してきた」





「なるほど」











そう言って話す翠くんは
少し晴れ晴れとしていて


きっと前向きになったんだなってわかる











「ただいま」





「お、おじゃまします!」





「おかえりミドリ兄
…と、勉強会の人…」











お家に入ると、小4の弟くんの碧くんが出迎えてくれる





やっぱり元気ないなぁ











「うん、緋菜と咲姫いる?」





「いるよ」





「片倉先生達はいないよね?」





「いない」











翠くんの足元にくっついて離れない碧くん





これを見ると本当に翠くんがお兄ちゃんだなぁって感じる





そしてリビングを開けると



す、凄いことになっていた





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