初恋イチゴ。˚*




そうだった!

見ようとしてたんだよ!!











「背が小さすぎて見えなかったんだよね結苺」





「そ、そうなの…」











背が小さいなんて

夏恋ちゃんひどいよ〜泣






私が落ち込んでいると
急に体が宙に浮いた!!











「ひゃっ!!」











な、なになに!?



みんながしたに見えるよっ






…ってあれ?



これって…











「す、翠くんっ
重いからおろしていいよっ」











まさかの、翠くんが私を持ち上げていました




きっと…いや確実に
紙が見えるようにしてくれたんだと思うけど





み、みんなみてますよ…











「重くないよ
どう?見えた?おチビさんっ」











こ、これは明らかにバカにしてるっ!






でもまぁ
せっかくあげてくれたんだから見よう





翠くんと春也くんは同じクラスってさっきの女の子達言ってたなぁ





私は……っと



おっ!C組だっ!


他は誰がいるかなぁ〜っ











「翠くん!みんな同じクラスだよっ!!」











嬉しさのあまり翠くんに少し大きな声で言ってしまった





まさか!まさかみんな同じになるなんてっ!




これぞまさに奇跡と言わず何と言う?











「お〜、じゃあ下ろすよ」











翠くんにおろしてもらって地面に足がつく




超ウレシイっ♪





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