初恋イチゴ。˚*




「早く手」





「え??」











言っている意味がわからなかった

早く手??











「右手怪我してるんだから自分じゃ、しにくいから」





「え??」





「俺がしてあげるから」











そこまで言われて気づいた



そういうことか!!





って!そうじゃなくて!



そんなの恥ずかしくて手が震えるよっ!











「はーやーくー
絆創膏貼るのは春也がするから」











言うなり私の手をとり、綺麗に消毒し始める





うわぁ〜…ドキドキする…


優しい手つきで手際よく消毒する翠くんが
あまりにもかっこいい






なんだろう


涙ぐんでしまう











「できた
って、泣いてる?しみた??」





「えっ?違うよすごくうまかった♪
ありがとうっ」





「いえいえ〜」











なんだろう?すごく胸がギューって締め付けられたんだ



翠くんが消毒し終えると
春也くんが絆創膏を貼ってくれる








…と



絆創膏を貼ってもらっていると











ガラッ





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