初恋イチゴ。˚*
「夏恋ちゃん」
あまりにもボーっとしてるから
夏恋ちゃんの肩を触ると
ハッ!と私を見る
「え?あ、ど、どうした??」
「…ごめん…」
「え!?ええっ!?
な、なんで!?私何も聞いてないよっ!」
夏恋ちゃん…
動揺が思いっきり出てます…
夏恋ちゃんは優しいから
責任とか感じてるんだろうなぁ…
「私言うつもりなかったのに…ごめん
でも夏恋ちゃんが責任感じなくていいんだよ?
責任感じたりなんてしたら許さないからっ♪」
私はわざと明るく言う
許さないなんて嘘だけど
そうでも言わないと納得しないもん!
「え、あ〜うん…
感じないよ…ごめんね結苺」
「夏恋ちゃん…」
本当に申し訳なさそうに謝る夏恋ちゃん
そんなに謝らなくていいのに…
私達が話しているうちに
どうやら春也くんが翠くんを殴ったみたい
ドスっ
って音が聞こえた