初恋イチゴ。˚*




「手当して?」





「ええっ!?私なんか…
その…美雨ちゃんに悪いよっ」











顔を赤くして驚く結苺は素直に可愛いと思った



そして今美雨ちゃんのことを言われたのが面白くない
関係ないじゃん?

手当くらい怒らないだろうしバレないでしょ?






俺がジッとみると観念したように
恥ずかしそうに笑う結苺




ほら、お月様みたいなふわっと柔らかい光











「じゃあ痛かったら言ってね?」





「ありがと」











そして丁寧に丁寧に手当してくれる



小さい手



女の子の手だなぁ…なんて

ちょっとキモチワルイかも?俺…











「できたっ♪」





「おお!うまいし早いね」











手際よくしてくれて微笑む結苺




小動物みたいに可愛いな


犬っぽい…笑"












「派手にやられたね〜っ」





「ほんとだよ
アイツ手加減知らないから」





「先生に見つかったら謹慎ものだったよ〜」





「うんうんっ
言いつけてやってもいーけどねー」











冗談を言って笑う




結苺との会話は

無理にペースを進めるんじゃなくて
徐々に徐々に進める会話だから好き








それにしても栗色の長くて少し巻いた髪
キレイだなぁ






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