初恋イチゴ。˚*
動き出す
[結苺side]
翠くんと美雨ちゃんが付き合って早2ヶ月
もう夏服になった頃
「ハロ〜今日も暑いね〜ゆいゆい」
そう言って話しかけてきたのは郁己先輩
あれからちょいちょい絡んでくる
その度に呼び名変えたり、挨拶が独特だったりして…何気に楽しい
「どうしたんですか?先輩」
「いや〜最近片倉とはどーなのかなー?って」
「どうって言われましても…」
まぁご想像通り
二人は上手くいってるみたい
まだ好きではないらしいけど
「なんにもないですよ」
「へぇ〜
ゆいゆいは奥手だよなー」
そんなこといわれても
彼女いるのにダメでしょ?
「まぁいーけど
辛くなったら俺が付き合ってやらんでもないぞ」
「遠慮します」
そう言ってすぐに笑いに変えてくれる先輩
やっぱり一つ上だと大人な感じがする
「じゃ、俺女の子と遊んでくる〜」
「あ、はい」
最初の自己紹介通り女の子は大好きみたい
彼女じゃないみたいだけど
よく遊んでるのを見かける
先輩を見送ったあと下駄箱に行くと
翠くんが立っていた
帰りに合うなんてラッキー♪なんて笑"