初恋イチゴ。˚*
「翠くん」
勇気を振り絞って私が話しかけると
翠くんは私を捉える
その瞳はかすかに揺れていて
何か考えていたんだと思う
「どうしたの?」
「えっ!?いや、なんとなく声かけてみた♪」
話すことなんてないままだったから戸惑う
なんとなく声かけてみたって…アホすぎる笑"
案の定翠くんは笑い出してしまうわけで
「なんとなくって何だそれーっ」
「だ、だってー!
そう言う翠くんこそ何してるの??」
下駄箱で待つなんて
告白の呼び出しもしくは美雨ちゃん待ち
だと思うけど
「あ〜用事が」
「そうなんだっ」
この反応は告白だな〜
本当にモテるよね
「美雨ちゃんは?」
「教室にいる
用事終わったら行く」
「なるほど〜!
美雨ちゃんと順調みたいだね♪」
しまった
また余計なことを言ってしまった
言ったら自分が切なくなるだけなのに!!
「そうみえる?」
でも帰ってきた返事は
予想外のものでした