初恋イチゴ。˚*



結局あんまり集中出来ないまま
今回のテストを終えました



出来?

まぁまぁかな…

やっぱり好きな人としたのって頭に残ってるから結構解けた…気がする











「夏恋ちゃん…私苦しいや」











私はいつもは言わないのに

夏恋ちゃんに思わずそうこぼしてしまった











「結苺…
何があったの?話して?」





「…あ、あのね…」











私は全部話した


あの時見た二人のこと



自分が覗いたから悪いんだけど…



それでも苦しいってこと





夏恋ちゃんはただ優しく頷きながら聞いてくれて


最後に頭を撫でてくれた…











「結苺は我慢しすぎだよ
翠くんと美雨ちゃんのこと気にしすぎ
もっと自分勝手に動いていいと思うよ?」





「そんなことしたら…」





「嫌われそう?」





「うん…」











彼女がいるのにそんなことして二人の幸せ壊して…



そんなことしていいのだろうか?











「翠くんが美雨ちゃんを好きになってからじゃ遅いんだよ?
また同じ失敗繰り返すつもり?
今ならまだ間に合うから。ね?」











少し厳しい言い方だけど
当たり前のことだ



私が動かないと何も変わらないんだから




翠くんが美雨ちゃんを好きになりそうで怖いって怯えて何もしないで…





それなら動かなきゃ











「ありがとう夏恋ちゃん!」





「いえいえ♪」





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