初恋イチゴ。˚*
その日の夜
また今日もあの子と同じとこで寝なきゃいけないと思うと、ちょっと胃が痛くなるけど…
私は夏恋ちゃんに連れられて
廊下に出た
「それで?話してくれるよね?」
「でも…言うなっていわれてて…」
昨日の子は怖かったし…
バレた時が怖い
「誰にも言わないから言ってみ?」
「…実は昨日…」
全部話した
自分一人で抱えたくなかったのかもしれない
卑怯だなって思いつつも…
優しく聞いてくれる夏恋ちゃんに安心する
ついでに昨日あった山口淳くんのことも言っておく
全部話し終えた私に夏恋ちゃんはニッコリと
少し怖い笑顔で微笑んだ
「バカなの?結苺は
それ嘘に決まってるじゃん」
「えっ!?」
ば、バカなの?って…
そりゃ信評性はないけど
不安にはなるじゃんっ?
「私もそれ言われたよ?」
「言われたの!?」
夏恋ちゃんは平然とそう言う
な、なんでそんなに普通なのだ!!