初恋イチゴ。˚*




「こいつ?泣いてる結苺を見たのは」











夏恋ちゃんは何故かそう言って睨む




それに屈することなく微笑む山口くん











「そうそう、泣いてる小花さん見たんですよ」





「はぁ…結苺は翠くんのことが好きなんだからね!」





「それはわかったけど
まぁ大丈夫だよな?」











なになに!?なんの話!?


私はよく、みんなの話についていけない気がする…





今だってなんだかわからない話が…











「大丈夫じゃない!
結苺!いくよ!」











夏恋ちゃんは最後にすごく怖い顔で怒鳴って

私の手を引いて部屋に戻り出した











「小花さん!愛してくれますよね」





「え??」











山口くんの言っている意味がわからないまま
部屋の中に入ってしまった






何を愛してくれますよね?なんだろ?







その答えは一晩中考えても出ませんでした





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