初恋イチゴ。˚*
私が幸せに浸っていると
女の子たちが数名、校門のとこでソワソワしているのが見えた
何してるんだろ?
「す、翠くん!」
そのうちの一人が翠くんに気付いて声を上げる
集団告白かな??
なーんて思っていると、
その子達は急に深々と頭を下げた!
「昨日はごめんなさい!
私達翠くんと仲いい小花さんが羨ましくて
あんなこと言ってた…」
「本当にごめんなさい!」
な、なにごと…
私が羨ましい?
まじですかいな…何があったんですかい?
翠くんをちらっと見ると、微笑んだまま
「いいよ。俺こそあんなことしてごめん
でも、謝る相手違うよね?」
あ、あんなことってなに!?!?
なにしたの翠くん…
私が呆然と立ち尽くしていると、
女の子たちが私を向く
「ごめんなさい…」
「変な噂流したり、信じたりしてごめんなさい」
「もう二度とあんな事しない…」
訳が分らない
何がどうなってるの?
「だ、大丈夫だよ?顔あげて?
で、でも何があったの?」
何があったのか分からないのに
許さない人とか居ないと思う
いるのかな?
私が聞くと、女の子たちは
思い出すような顔になる